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17年経ってようやく

5月13日は、長女の日本語のバカロレア口述試験の日でした。
折角頑張って日本語を勉強してきたのに、バカロレアで日本語をとらないのは勿体ないというわけで、受験できるために、フランスの公の通信教育を高校最終学年の途中から受講しました。

バカロレアでは口述試験のみだけれど、なかなか難易度の高い問題で、単に言語のテストというより論述式で、日本語だけでなく日本の文化や歴史などにも精通していないと難しいのでは?と思うような内容です。3つの課題があり、それを事前に調べ、そのうちの一つについて述べるという形です。

試験官は50代くらいの日本人女性だったそう。

結果的に口述試験はうまくいったそうなのだけれど、最後に試験官に「通信教育だけで日本語を学んできたの?家に先生とかがいるの?」と聞かれ、「母が教えてくれました」と答えた娘。
そうしたら、試験官の女性が「お母さんすごくいい先生になれるよ」と言ってくれたのだそうです。

終わりの見えない日本語教育。
日本語上手ですねと言われることはよくあったけれど、正直本当に目指していたところまできているのか私自身も分からず、それが、17年にしてようやく誰かに太鼓判を押してもらえたような気持ちになったのでした。
あなたも頑張ったけれど、お母さんも頑張ったね。そんな風に言ってもらえた気がして嬉しくて、絶対喜んでくれる日本の両親に伝えました。
日本語教育を支えてくれた両親と、毎年日本へ帰らせてくれるオットと、そして自分自身と娘。
全ての相乗効果なのね、きっと。

フランスの学校の勉強と、それにプラスして日本語もやらないといけない運命の星の下に生まれてしまった娘。語学の勉強は決して楽ちんな道のりではなかったけれど、自分のアイデンティティに悩むこともなく、フランスと日本の両方を愛せる人に気づけばなっていたこと。そんな娘をちょっと誇りに思った日でした。

あと数ヶ月したら家を出ていくはずの娘。
私もそろそろ子離れをしなくてはいけません。

ちょっと、いや、かなり。
寂しいな。
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by luceannejulie | 2014-05-15 06:55 | なな
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